シンガポールとボストンに拠点を置くBiofourmisは、デジタル治療分野での急激な成長をみせる。このほど、同社はシリーズCラウンドとして1億ドルの資金調達を完了したが、これをソフトバンクビジョンファンド2が主導したことでも話題となった。
先週、Biofourmisが明らかにしたところによると、この資金調達の背景にはCOVID-19の拡大に伴う遠隔モニタリングシステムとデジタル治療の急激な需要の増加があるという。同社はBiovitalsプラットフォームを中心として、生体センサーとAIアプリケーションによる多面的な情報収集と、これに基づく遠隔モニタリングを実現している。
世界規模での急速な利用者の拡大とともに、今回の調達ラウンドを機に日本における知名度向上も必至となる。本年7月には、中外製薬との「子宮内膜症に伴う痛みの評価ソリューション」に関する共同開発も発表されており、今後も国内企業との同種のコラボレーションが進むことも期待される。
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