米マサチューセッツ州ボストンに所在するDyad Medicalは、心臓画像についてモダリティや撮影部位に関わらず、スキャンの解釈を提供するクラウドベースのAIプラットフォームの開発に取り組む。
Dyad Medicalは、医師が「世界のどこからでも医療画像をより効率的に解釈できる」ことを目的とした開発を進めてきた。同社が1日、明らかにしたところによると、The Unofficial Syndicateが主導しSocial Starts LPや地元のエンジェル投資家が参加した資金調達ラウンドを経て、これまでの調達額は350万ドルを超えたという。AIアルゴリズムは臨床医のグローバルコミュニティによってトレーニングされ、プラットフォーム利用者には「数千のセカンドオピニオンがリアルタイムで提供されるに等しい」とする。
同社は新たな調達資金を、特許出願中の心臓イメージングソフトウェアの強化、米食品医薬品局(FDA)の認可パスの加速、チームの拡張に充てるとしている。Social StartsのEmi Gonzalez氏は「AIと著名な科学顧問、マーケットで唯一の多モダリティを横断する心臓分析は、循環器診療のゲームチェンジャーとなるものだ。これが次期ゴールドスタンダードになると信じて支援を続ける」と話す。