米Tivic Healthが開発するClearUPは、微弱電流によって副鼻腔の痛みを軽減するハンドヘルドデバイスとして、米食品医薬品局(FDA)の承認を取得済みである。このほどClearUPは、「アレルギー・インフルエンザ・感冒に伴う鼻詰まり」に対する追加承認を取得した。
Tivic Healthの最新プレスリリースによると、ClearUPは、デバイスを頬・鼻・眉骨に沿って滑らせることで同部に微弱電流を流し、皮膚直下の神経刺激によって症状緩和を期待するもの。同社による臨床研究では、ClearUP導入後10分程度で平均35%に症状の軽減がみられ、4週間に渡る定期使用では平均44%の症状緩和が報告されたという。昨年春段階でCEマークは取得済みであり、今回のFDA承認と併せ、ClearUPの取り扱いマーケットは190カ国以上にもなるとする。
Tivic HealthでCEOを務めるJennifer Ernst氏は「我々は薬や化学薬品に頼ることのないソリューションを、無数の人々に届けられることを誇りに思う」と述べ、デバイスの質的改良を継続すること、および他の炎症性疾患に対する効果検証にも積極的に取り組む姿勢を明らかにしている。
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