医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例疾患治療へのAI活用事例ClearUPのFDA承認 - 微弱電流で鼻詰まりを解消する小型デバイス

ClearUPのFDA承認 – 微弱電流で鼻詰まりを解消する小型デバイス

Tivic Healthが開発するClearUPは、微弱電流によって副鼻腔の痛みを軽減するハンドヘルドデバイスとして、米食品医薬品局(FDA)の承認を取得済みである。このほどClearUPは、「アレルギー・インフルエンザ・感冒に伴う鼻詰まり」に対する追加承認を取得した。

Tivic Healthの最新プレスリリースによると、ClearUPは、デバイスを頬・鼻・眉骨に沿って滑らせることで同部に微弱電流を流し、皮膚直下の神経刺激によって症状緩和を期待するもの。同社による臨床研究では、ClearUP導入後10分程度で平均35%に症状の軽減がみられ、4週間に渡る定期使用では平均44%の症状緩和が報告されたという。昨年春段階でCEマークは取得済みであり、今回のFDA承認と併せ、ClearUPの取り扱いマーケットは190カ国以上にもなるとする。

Tivic HealthでCEOを務めるJennifer Ernst氏は「我々は薬や化学薬品に頼ることのないソリューションを、無数の人々に届けられることを誇りに思う」と述べ、デバイスの質的改良を継続すること、および他の炎症性疾患に対する効果検証にも積極的に取り組む姿勢を明らかにしている。

関連記事:

  1. スマートスピーカーを利用した心拍モニタリングシステム
  2. SpeechVive – 耳掛け型ウェアラブルデバイスでパーキンソン病患者の発声訓練
  3. 周囲の咳の音から感染症アウトブレイクを監視 – ポータブルAIデバイス FluSense
  4. 医療AIに参入する開発者がエッジAIを学ぶべき理由
TOKYO analytica
TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事