VUNO – 心停止予測AIで規制当局の承認を取得

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VUNOは医用画像解析に高い技術力を持つAIスタートアップで、韓国における医薬品体系の規制当局であるMFDSが「医療AI領域では同国で初めて承認を与えたこと」でも知られている。このほど同社は、心停止予測のためのAI医療機器について、新たにMFDSの承認を取得したことを明らかにした。

VUNOが24日公表したところによると、「VUNO Med®-DeepCARS™」は4つの主要なバイタルサインから「心停止の潜在的リスク」を分析するAI駆動医療機器で、韓国・ソウルに所在するAsan Medical Centerにおける臨床試験を経たという。成果はResuscitation、Journal of the American Heart Association(JAHA)、Critical Care Medicine(CCM)といった救急医学関連のトップジャーナルに掲載がある。VUNO Med®-DeepCARS™は臨床現場において、患者EMRから自動収集したバイタルサインを用いて心停止を予測し、より迅速で効果的な院内心停止への対応が可能となる。

集中治療室に比べて一般病棟では、常時の患者モニタリングが困難なため、急速に悪化する患者への対応能力に限界があることが指摘されてきた。院内心停止は死亡率が75%と高く(参照論文)、米国だけでも毎年29万人以上の入院患者が死亡しているとの推計がある(参照論文)。VUNOの Lee Yeha会長は、「VUNO Med®-DeepCARS™の導入を促すことで、人命救助に貢献したい」と述べた上で、「本プロダクトの規制当局による承認により、有望なバイオシグナルベースのAI技術について幅広い応用が始まるだろう」としている。

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1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員を経て、SBI大学院大学客員准教授、東京大学特任研究員など。専門はメディカルデータサイエンス。

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