グローバルデジタルヘルス企業のAda Healthは14日、AIを活用した症状評価およびケアナビゲーションプラットフォームについて、ブラジルでのクラスII医療機器承認を取得したことを明らかにした。これによりAdaは、ブラジルにおいて最初のAI駆動型デジタルヘルスプラットフォームを展開することとなる。
同社の公表によると、このAIソリューションは既存のヘルスジャーニーに組み込むことで、患者ケアの質と有効性を向上させ、医療従事者の業務プロセスを合理化させることができるという。2億人以上の人口を有するブラジルは世界有数のヘルスケア市場として捉えられており、北米企業を中心として市場展開を狙う動きが加速していた。Adaは近年の急速な成長により、米国・フランス・ポルトガル・エジプト・サウジアラビアなどの主要組織とパートナーシップを締結し、グローバルでのサービス展開を続けている。
Adaの共同創業者・CEOであるDaniel Nathrath氏は「我々の目標は、世界10億人のヘルスケアを向上させることだ。そのためには、我々のソリューションで最高レベルの医療品質・安全性・正確性を提供できることを実証する必要がある。大規模なヘルスケア市場のそれぞれで、最も野心的な規制要件を満たし、さらに顧客の期待を上回ることを約束する」と述べ、ブラジルの規制当局であるANVISA(Agência Nacional de Vigilância Sanitária)の厳格な基準をクリアしたことに大きな自信を示している。
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