オーストリア・ウィーンに所在し、世界で最も歴史ある医学校のひとつ、ウィーン医科大学(Medical University of Vienna)で、企業による全額資金援助のPhD学生が公募されている。医療画像への機械学習の適用、特に眼科領域の研究を行うものだが、関心のある読者は一考の価値があるのでご参照のこと。
OPTIMAが支援する本コースでは、眼疾患への応用を目的とした医療画像向け機械学習研究で、全額出資の博士号ポジションを提供している。研究の焦点は、信頼できる眼疾患AIソリューション確立のため、3D光コヒーレンス・トモグラフィー(OCT)画像から網膜病理の堅牢で解釈可能な特性評価を構築すること、とする。OCTデバイスのリーディングカンパニーと密接に連携し、眼科専門医のための効果的なAI支援システムを構築することを目指す。
応募者にはコンピュータサイエンスの強力なバックグラウンドが求められるが、医療専門家・エンジニア・コンピュータサイエンティストなどが集う学際的で刺激的な研究環境に身を置けること、同グループが保有する大規模なマルチモーダルデータセットへのアクセス、最先端のハイパフォーマンス・コンピューティング・クラスターの利用、などが可能となる。ウィーンは直近10年連続で「世界で最も住みやすい都市」に選ばれるなど、その住環境も大きな魅力となる。
詳細はこちら、応募締め切りは2022年1月30日までとなる。
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