インドの主要病院グループがメタバースに進出

インド・テランガーナ州の州都ハイデラバードにある病院グループ、Yashoda Hospitalsがメタバースに参入することを明らかにした。同病院グループは、メタバースプラットフォームのDecentralandにスペースを購入し、本格参入する。これにより、3次元仮想世界で医療を展開するインド初の医療グループとなる。

公表では、Decentralandへの参加は、同グループが分散型テクノロジーを受け入れるための第一歩であるとした上で、院長のAbhinav Gorukanti氏は「ブロックチェーンやWeb 3.0などの中核技術によって、中央集権型から分散型のエコシステムに移行する未来が訪れると信じている」と述べ、メタバース参入の意図を明らかにした。また、同グループは、メタバース上での医療サービス提供に加え、新たなプラットフォームにおける雇用創出にも強い意欲を見せている。

日本国内では2022年4月、順天堂大学がIBMと共同し、メタバースを用いた医療サービスシステム構築に向けた共同研究を開始したことを明らかにしている。また、デジタルヘルスケア事業を手掛けるcomatsunaは、メンタル支援のための相談会・座談会・自助グループなどを提供する「メタバースクリニック」を展開している。国内外で進む「メタバースの医療利用」への期待は高まっている。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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