Caption Care – AIガイド心臓超音波検査を一般家庭に

米Caption Health社は、非専門家でも利用可能なAIガイド超音波診断ツールを開発している(過去記事参照)。医療の行き届きにくい人々にもアクセス可能な、手頃な価格の超音波検査を提供するため、同社は自宅環境で行う心臓超音波検査サービス「Caption Care」の全米展開を公表した

Caption Healthによると、Caption Careは、米国最大級の在宅医療サービスを展開するPortamedic社との提携により、広範な地域にへのプローチを可能にしたという。Portamedicは全米50州に100以上の事業所と4,000人以上の専門家をネットワークし、年間数10万世帯の患者をサービス対象としている。既存の研究では、新規に心不全と診断される患者の46%が、その6ヶ月前の段階で潜在的な症状を認めていると指摘しており、AIガイド心臓超音波検査を日常診療に導入することで、心血管疾患においてさらなる早期診断・早期介入が期待される。

PortamedicのCOOであるJim Fritz氏は「医療が病院から家庭へ移行しつつある中、Caption Healthとともに、快適で便利な自宅環境での超音波診断を人々に届け、市場をリードしていく」と語っている。Caption Healthは昨年、TIMEの「100 Best Inventions」や、Fast Companyの「Next Big Things in Tech for health」にも選出されるなど、AI超音波領域で最も大きな注目を集める医療AIスタートアップとなっている。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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