米RedBrick AIは、医用画像への迅速なデータアノテーションを実現するAIプラットフォームを構築する。特に高い専門性が必要となり、また医療AI開発の根幹を支えるこのプロセスにおいて、高度な効率化を実現し得る本プラットフォームは現在、大きな注目を集めている。
医用画像はヘルスケアデータの90%を占める重要な情報源である。近年、米食品医薬品局(FDA)はAIソリューションの承認を大幅に増やしているが(2021年単独で115件、これは2018年から83%の増加にあたる)、その多くは医用画像を対象とするものでもある。アノテーション不要の教師なしアプローチも多面的に提唱される一方、現時点では専門家によるアノテーションは、モデルトレーニングの前提として欠かせない要素でもある。
RedBrickは23日、臨床現場における同プラットフォームの実採用を加速させるため、シードラウンドとして460万ドルの資金調達を明らかにした。RedBrickが提供する専用アノテーションツールはブラウザからアクセスでき、事前トレーニングなしで使用できる。複雑な3D画像にアノテーションを施すための半自動化ツールも提供しており、その実際は同社HPで確認することができる。
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