環境が運動を促し、身体的・精神的な健康改善につながる可能性がある。中国・大連理工大学の研究チームは、ソーシャルメディアを活用した時空間データから、都市環境と身体活動の関連を機械学習アプローチによって分析している。
Health & Placeから10日公開された研究論文では、ソーシャルメディアデータを含むマルチソースデータから、「近隣の青緑地やその他の健康増進施設が身体活動や市民感情に与える影響」を調査した。結果、青緑地、活動施設、地域の安全性などは、身体活動に好影響を与えるとともに、安全性や景観の美しさは、正の市民感情と有意に関連していた。
チームは、「ブルースペースがもたらす健康増進効果」を指摘するとともに、都市環境と身体活動パターンの調査といった、将来的な類似研究についてもソーシャルメディアデータが活用できる可能性に言及している。
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