AI医療機器開発を手掛けるアイリス株式会社は20日、山梨県の「第3期TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」に採択され、2022年12月より実証実験を開始したことを明らかにした。
今回の実証実験では、2022年12月より販売開始(保険適用あり)したAI搭載の咽頭内視鏡システム「nodoca」を、山梨県立中央病院にて運用し、大規模病院、特に救急外来での有用性を検証しようとする。nodocaは、咽頭画像と問診情報等をAI解析し、インフルエンザに特徴的な所見を検出することでインフルエンザの診断補助を行うAI搭載医療機器。日本で初めて「新医療機器」として承認を取得したAI搭載医療機器でもある。
「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」は、最先端技術やサービスを有するスタートアップ企業等に対し、全国トップレベルとなる補助率3/4、最大750万円の経費を支援するとともに、山梨県全域を実証実験のフィールドとして、産学官金連携のオール山梨体制で伴走支援する山梨県主体の社会実証プロジェクト。
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