スウェーデンのヘルスケアスタートアップであるAI Medical Technologyは7日、AI搭載の皮膚がん診断支援システム「Dermalyser」について、スウェーデン国内のプライマリケア施設37ヶ所で実施した臨床試験の結果を公表した。
同社の公表によると、臨床試験にはメラノーマ(皮膚の悪性腫瘍)が疑われる患者240名を組み入れ、前向きの観察研究を行っている。モバイルアプリケーションとして提供されるDermalyserは、感度95%および特異度86%と、プライマリケア医や皮膚科医を凌ぐ診断性能を示していた。
AI Medical TechnologyでCEOを務めるChristoffer Ekström氏は「非常に高い感度と特異度は、Dermalyser の臨床性能と有用性を示すものだ」とし、今後は欧州CEマークの取得を経て、2023年後期での欧州市場での商業展開を目指している。
関連記事: