糖尿病に対する持続血糖測定(CGM: continuous glucose monitoring)が、モバイル機器とアプリの技術進歩によって拡大している。インド拠点のヘルステック企業「Fitterfly」は革新的なCGMデジタルプラットフォームを開発し、糖尿病管理の改善に注力する。
JMIR Diabetesに発表された最新の研究では、同社プラットフォームを用いたCGMデジタル治療プログラムの有効性を調査している。本プログラムはCGMによる血糖反応データを取得後、Fitterflyアプリとコーチ(栄養士・理学療法士・心理士)を介して、パーソナライズされた食事および運動介入を受けるというもの。本研究では、2型糖尿患者109名に対する90日間に渡るプログラムによって、Fitterfly利用がHbA1c値(血糖コントロール指標)の有意な減少効果(85%に平均1.2%減少)と、体重減少効果(平均2.05kg減少)を示すことが確認された。
FitterflyのCEOであるArbinder Singal氏は、「2型糖尿病はインドにおける健康管理の大きな懸念であり、デジタル治療薬のような新しいツールが処方されることで、行動変容のためのギャップが埋められるようになった。臨床検証を通し、デジタル治療プログラムが多くの人々を救うことができるという我々の信念を確認した」と語っている。
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