米ノースカロライナ大学医学部の教育医療機関にあたるUNC Healthはこのほど、Epicとのパートナーシップを通じて「生成AIを実臨床導入する」ことを明らかにした。
UNC Healthの公表によると、初期展開としては同システムの医師5-10名を対象として技術利用を開始する。具体的には、対患者メッセージについて生成AIが回答を自動作成、医師がこれを承認または書き換えるというもの。多数の患者を抱える医師らにとって、重要度の高くないメッセージ作成を一部自動化することは、日常診療の効率性向上に直接的に貢献するものとなり得る。
UNC Healthの最高情報責任者であるBrent Lamm氏は、「UNC Healthの強固な基盤ITシステムの構築とAIツールの活用により、ヘルスケアにおけるAIの未来を推進するナショナルリーダーとしての地位を確立できたことを大変嬉しく思う」と述べ、医師が患者とその治療に集中できるよう、注意深く安全にAIを使用できる方法を模索することを強調している。
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