医療特化の大規模言語モデルを開発する生成AIスタートアップのHippocratic AIは、新たに1500万ドル(約21億円)の資金調達を行った。これにより同社は、本年5月の立ち上げ以降、シードラウンドの総額として6500万ドルを調達したこととなる。
米カリフォルニアを拠点とする同社は今後、医療システムやデジタルヘルス企業と提携し、技術開発の先導、ユースケースの確立、安全性の検証、専門家フィードバックからの強化学習、データガバナンス、モデル安全性委員会への参加などを進める予定。同社のパートナーには、Cincinnati Children’s Hospital、Universal Health Services、HonorHealth、Vital Software、ELNA、Sondermind、Capsuleが含まれる。
ChatGPT成功の影響により、領域特化で差別化した大規模言語モデルを取り扱うスタートアップが急増した。医療領域においてもHippocratic AIのほか、米ボストンを拠点とするGenHealth AIなどが話題を集めている。
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