CareCloudは先週、Google Cloudと協力し、外来診療所やその他の中小医療提供者に生成AIツールを導入することで、臨床的意思決定と業務効率の改善を支援することを発表した。
CareCloudは、Vertex AIやGenerative AI App BuilderといったGoogleのサービスを利用することで、大規模病院や大手医療システムで利用されつつあるのと同等のAI対応ツールを、小規模診療所の医師らにも提供しようとする。CareCloudによれば、同社の生成AIツールは、臨床医が治療計画を立案するために、過去の臨床履歴や現在の症状に基づき、投薬や検査、診断、処置などの関連情報を提示する。また、推定される診断と患者の保険情報に基づいて、保険から支払われる費用と患者の負担額を診療所と患者に示すことで、運用と収益サイクルのニーズを支援することができるとしている。
Googleのセキュアなデータストレージ、プライバシー管理に対するHIPAA適合サポートにより、「生成AIによる責任あるアプローチ」が可能となるという。「医療提供者は、偏った内容や検証されていない内容がないかモデルの応答をレビューし、不適切な出力を避けるようモデルをチューニングすることができるようになる」と述べている。
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