複数の精神疾患を93%の精度で識別する心理アセスメントAIチャットボットツール「Limbic Access」が、Class IIa UKCA医療機器認証を取得し、英国において医療機器としての展開が開始される。
Limbic Accessは、NHS Talking Therapies(IAPT)が扱う8つの一般的な精神疾患を93%といった高精度で分類することができるAIツール。治療者を支援し、人間主導の臨床評価を補強するという。このチャットボットを開発した英国のヘルステック企業Limbicの共同創業者兼CEOであるRoss Harper氏は「承認プロセスを通して当社の心理評価ソフトウェアは、メンタルヘルスサービスにおけるセラピープロセスを強化する安全かつ臨床的に有効な方法であるという強い証拠を示した。これはメンタルヘルスケアにとって画期的な瞬間だ」と述べた。
これまでに13万人のNHS患者がLimbicのAIチャットボットを使って心理療法にアクセスしており、回復率53%向上、評価時間23.5%短縮、治療中断18%減少、アセスメント待ち時間13%短縮、などの成果を得ている。
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