ベトナム発のAIヘルステックとして知られるVinBrainはこのほど、マルチモーダルな「RadGraph」方式によって放射線科医の解釈精度を向上させるためのデータ使用契約を、米スタンフォード大学との間で締結した。
より正確な診断と治療に向けた最先端のAI対応プラットフォームを設計するためには、地理的に分散した膨大な量のデータ、医療画像、患者カルテをシステムトレーニングのために集約する必要がある。スタンフォード大学はVinBrainとデータを共有し、モデルを構築することで、放射線科におけるレポート作成を効率化させることを狙う。
VinBrainは、スタンフォード大学からの強力なサポートにより、製品の品質をさらに向上させることを目指す一方、これまでに同社の「DrAidプラットフォーム」を通じて解析された画像は230万枚を超えるなど、ベトナムで最も大規模な医療データソースを追加・開発し続けている。
関連記事: