医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例Care Studio - Googleが提供する医療データプラットフォーム

Care Studio – Googleが提供する医療データプラットフォーム

Care Studio」はGoogleが提供するAI駆動型のヘルスケアデータプラットフォームで、臨床医が様々な臨床データを効率的に検索可能とすることで、診療ワークフローの改善を狙うものだ。

Google Healthはこのほど、米カリフォルニア州のDesert Oasis Healthcare(DOHC)との提携を明らかにし、同機関へのCare Studioの試験的な臨床導入を行うことを発表した。Care Studioは独自インターフェースに効果的にデータを引き込むよう設計されており、臨床データが系統的に整理されるとともに、院内診察や外来イベント、臨床検査、投薬、治療や経過記録などにおける、重要度の高い情報が自動的に最初に表示されるようになる。ツールは、臨床医の診療ワークフローを合理化することで、患者ケアにより多くの時間を割けるようにすることを目的とする。DOHCは、このツールを試験的に導入した最初の外来診療機関となるが、ここでの試験導入を経て、関連医療グループにおける約6万人の患者を対象とした適用拡大を計画している。

かねてよりDOHCは、データの断片化・サイロ化への対処を問題意識として抱えていたという。Care Studio導入を経て、予防医療および慢性疾患管理の取り組みをどう強化することができるか、ツールが果たす役割とこれがもたらす結果に期待が集まっている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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