デジタルヘルスアプリ開発者向けのオープンソースツールの立ち上げから、低コストでのケアオプションを特定する新しい検索機能の構築まで、Googleはヘルスケア領域での活動を活性化させている。Googleが今月公開したヘルスケア関連の取り組みを3つ紹介する。
1. Googleは、健康に関する質問により正確に答えるため、医療用大規模言語モデルの更新版を発表した(過去記事)。「Med-PaLM 2」と名付けられた新しいモデルは、医学的な質問に答える際の精度が85%で、初期バージョンであるMed-PaLMが2022年にリリースされて以来、18%の精度向上があったことを明らかにしている。
2. Google Healthは、開発者がデジタルヘルスアプリを構築することを支援するオープンソースツールのソフトウェアスイートを立ち上げる。「Open Health Stack」と名付けられたこのスイートは、デジタルヘルスアプリケーションを作成するための「ビルディングブロック」を開発者に提供する。
3. Google Healthは、検索機能で米国の地域医療センターを特定し、「どの施設に無料または低料金の医療オプションがあるか」という情報を消費者に提供することを発表した。Googleによると、この施設は検索ページで「offers free or low-cost care based on individual circumstances(個々の状況に応じて無料または低料金のケアを提供しています)」というラベルで示されるようになるという。
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