米カンザス州に複数の拠点を持つ学術医療センターであるカンザス大学ヘルスシステム(The University of Kansas Health System)は、手術室運用にデジタルツールを導入することによって、ブロック全体の利用率を20%、全体の手術ボリュームを8%向上させることに成功したという。
カンザス大学ヘルスシステムはカンザスシティに52の手術室を保有し、年間で35,000件以上の外科的処置を実施する。手術室運営に非効率があったことから、医療システムとしてのワークフローとテクノロジーを見直した結果、手術室の利用可能時間の可視化、ブロック管理に関するポリシーの構築、および信頼できるデータが必要との結論に至った。そこで同システムは、ヘルスITベンダーであるLeanTaaSとそのソフトウェアである「iQueue for Operating Rooms」に着目し、プロセスのデジタル化と分析によって、手術室の大幅な利用率向上を達成している。
この手術室運用向けプラットフォームは、豊富なドリルダウン、明確な視覚化、高度な分析によって、リアルタイムに各種パフォーマンス指標を含むデータに容易にアクセス、管理できるようにするもの。
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