Olive – 医療機関における収益サイクルマネジメントの効率化

医療機関向けにDX支援を行うOliveはこのほど、収益サイクルマネジメントの新たな主力製品としてARC(Autonomous Revenue Cycle)を発表した。ARCは、自動化技術によって手作業を減らすことで、収益サイクルマネジメントの効率化を強力にサポートする。

ARCは、医療機関の収益サイクルにおいて特に時間のかかる「管理業務」の自動化に特化したもの。診療報酬管理ツールとしては、診療報酬請求書が支払者に正しく提出され、適正な判定を受けるよう支援することで、支払い拒否や過少支払いのリスクを軽減する。この自動化されたプラットフォームにより、医療機関はリスクを伴った請求をリアルタイムにチェックし、医療記録の添付漏れなど、否認に対する修正措置を迅速に取ることができるようになる。特に事務負担の大きい否認関連のワークフローを改善することは、医療機関が持つ大きな需要に沿ったものとなる。また、患者側のアクセス機能として、保険加入資格の確認や保険適用範囲の検出、利用可能給付金の特定などを可能とし、会計関連処理の自動化を支援するとともに、財政支援の可能性を示す機能も備えている。

ARCは、Oliveの既存ソリューション上に構築され、電子カルテや診療管理システムと統合される。さらに、医療データ・請求データを元に構築された機械学習モデルは、時間の経過とともにさらに効率化される仕組みを取る。Oliveは昨年、4億ドルの新たな投資ラウンドを経て評価額を40億ドルに引き上げており、その成長を加速し続けている。

関連記事:

  1. ヘルスケア幹部の4人に3人が「管理プロセスの自動化でAIを信頼」
  2. 医療費請求の効率化 – 元Amazon&Microsoftのチームによる新規AIスタートアップ
  3. 医療費未払いを防ぐAIアプリケーション

TOKYO analyticahttps://tokyoanalytica.com/
TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。
The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
RELATED ARTICLES

最新記事

注目の記事