Forbesが選ぶ「次のヘルスケア・ユニコーン企業」

Forbesが15日公開した「Next Billion-Dollar Startups 2023」では、米国でベンチャーキャピタルからの支援を受ける5万社のスタートアップのうち、ヘルスケアに特化した下記4社が「評価額10億ドル以上」に至ると予測している。

未来のユニコーン企業に選出されたのは以下の4社。

– Chapter:6100万ドルを調達し、昨年の推定売上が1500万ドルであるChapterは、利用可能なすべての医療保険オプションを検索し、各顧客に最適なプランを提示するシステムを提供。

Medallion:8500万ドルを調達し、昨年の推定売上は1300万ドル。医師免許の確認や医師の保険ネットワークへの登録など、医療事務の煩雑な作業を自動化する。

Pendulum Therapeutics:1.16億ドルを調達し、昨年の推定売上が1100万ドルである同社は、2型糖尿病治療用のプロバイオティクスやその他の腸内健康製品を開発。

Verifiable:4700万ドルの資金を調達し、昨年の推定売上は600万ドル。従来手作業で行われていた医療従事者の資格確認作業を、デジタル検証に置き換えるサービスを提供。リード投資家の1人に、OpenAIのサム・アルトマンを持つ。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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