新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を抑止するため、インド政府は25日、国内全土に21日間に渡る強力な「ロックダウン」を宣言した。通常の受診行動にも大きな影響を与えることから、同国では急速な遠隔医療の展開が始まっている。
インド・ムンバイに本拠を置くThe Economics Timesの報道によると、インド政府は先週、遠隔医療に関する新しいガイドラインを示した。インド国内では、Max Healthcare・Fortis・Manipal・Aster Hospitalといった大規模病院群が率先して遠隔ビデオ相談を実施してきたが、この種の遠隔システムを積極的に推進する内容となる。インドのデジタルヘルスケアプラットフォームで知られるPractoは、従来システムから医師数を50%増加させるなど、関連企業の体制強化も急速に進んでいる。