AIを利用したリモートモニタリングプラットフォームで知られるCurrent Healthは29日、米メイヨークリニックとのパートナーシップ締結を公表した。同社プラットフォームの拡充を通して、新型コロナウイルス感染症の罹患患者特定、症状・重篤度の予測を行うリモートモニタリングソリューションの開発へと繋げる。
Current Healthは、FDA認証を受けた生体センサーと独自プラットフォームを誇る。これらによって取得したデジタルバイオマーカーは、新型コロナウイルス感染症のリスク評価、および同患者のケア改善に結びつく可能性がある。Current Healthのリモート患者モニタリングプラットフォームは現在、世界各国40の病院システムにおいて継続利用されている。したがって、今回の提携によってもたらされる新しいAIアルゴリズムについても、その臨床導入は速やかであることが期待される。
メイヨークリニックは高度の臨床知見を共有するだけでなく、Current Healthの投資家に加わることも明らかにしており、その強固なパートナーシップが新しい医学的イノベーションを生むかに注目が集まっている。