医療とAIのニュース医療におけるAI活用事例医療機器へのAI活用事例3D画像処理のSimpleware - 心臓のセグメンテーション機能を実装

3D画像処理のSimpleware – 心臓のセグメンテーション機能を実装

Synopsysは今週、同社が誇る3D画像処理ソフトウェアであるSimplewareについて、心臓セグメンテーション機能を含む最新バージョンのリリースを明らかにした。

SimplewareはMRIやCTをはじめとする医療画像から、選択領域を3Dモデルに変換できるAIソフトウェアとして知られる。Synopsysの公表によると、新たに追加されるAS Cardioモジュールによって、心臓の構造である心房や心室、主要な血管系である大動脈や肺動脈などを自動識別し、モデル上に可視化できる。

断層写真は画像診断の根幹を成すものとして長く重用されてきたが、近年における画像処理技術の飛躍的向上によって、3D画像を含む多様な視覚表現が臨床現場に持ち込まれている。立体構造を捉えやすくする画像処理技術は、外科医による術前評価など新たな医学的価値を付与するものとして期待が大きい。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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