マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、ディープラーニングを活用し、自閉症の子ども向けのセラピーロボットを開発している。子どもの感情をより自然に感じ取る技術を目指しているという。
ディープラーニングが対象とするデータは、言葉や表情、姿勢などの物体認証。現在、研究チームは、子どもの声、姿勢、表情、体温、発汗など、さまざまなデータを収集し、子どもの本音を理解できるロボットの開発に取り組んでいる。
さらに、自閉症の子どもはそれぞれ特徴が異なるため、一人ひとりに合ったセラピーを施すことができるロボットの開発を目指しているという。通常のビックデータ解析では、複数データから共通性を見出すことが多いが、今回の研究では、一人ひとりに合った選択肢の提供を目指している。
参考文献: Personalized “deep learning” equips robots for autism therapy
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