AIが医師に心臓超音波手技を指導

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米ノースウェスタン大学は、サンフランシスコ発のスタートアップBay Labsと共同し、AIが心臓超音波検査をガイドすることで、医師のスキルを補う新しいシステムの有効性を調べる臨床研究を開始した。このシステムの利用により、心臓検査の要とも言える心臓超音波手技を循環器専門医以外でも容易に実施することができるようになるため、専門的技術の裾野を広げる画期的システムとなる可能性がある。

Healthcare IT Newsが今月13日に報じたところによると、この臨床研究では1200名の患者に対して、検査技師を含む非専門家がAIによるガイドを受けて心臓超音波検査を行い、診断に使える程度の質の高い画像が得られるかを調査する。ノースウェスタン記念病院循環器外科のPatrick McCarthy医師は、「超音波手技の簡便化により、クリニックレベルの日常診療にこそ大きなメリットがあるだろう」としている。

一般診療所で試行可能な単純レントゲン写真・心電図・一般血液検査だけでは、心臓の正確な機能を捉えきることができず、特に心血管疾患のリスクが高い高齢者における見逃しがこれまで問題となってきた。科学ニュースメディアEurekAlertによると、心臓超音波検査は重要な手技であるにもかかわわらず、医師や技師の修練の機会は限られてきた。このシステムは、今後の技術習得に大きな役割を果たすとして期待が寄せられている。