創薬研究に関する情報をAIで分析

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科学や医療に関する情報を分析しているElsevier社は、クラウドを基盤として医療に関するデータを扱うためのAIシステム「Entellect」を公開した。このシステムは、製薬企業など主にAIを用いた科学研究を行う企業に向けて公開されたもので、研究環境を大幅に向上させる可能性が高いとして、期待が高まっている。

創薬研究には一般的に非常に長い年月と莫大な費用を要するため、いかにして研究効率を上げ、薬価を低く抑えるかという技術は非常に重視されている。CISIONによると、長年の科学研究の経験を生かし、AIをで研究の効率化を促進することがElsevier社の目的だという。今回公開されたシステム「Entellect」は、医薬品の副作用予測から医薬品市場における便益分析まで、AIを用いて広範囲なデータを分析するもので、応用性が非常に高いものとなっている。

Out Sourcing-Pharmaによると、Elsevier社の副社長であるTim Miller氏は、AIのおかげで数年前に比べて大量のデータを扱えるようになったものの、目的や分析方法に応じて対処できるようにするなど、まだ多くの課題が残っていると述べたという。Miller氏は、AIを利用して研究を行うことで、様々なデータを分析・統合し、より高度な研究が可能になるとも述べ、自信を示している。