AIを利用したビッグデータ解析でガンの新薬開発

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ガン治療の研究を行うSystems Oncology社は、AI技術を用いることで、ガンの治療薬の候補となる化合物を発見したと発表した。Systems Oncology社はこれまでもAI技術を用いて新しいガン治療を提案しており、今回の治療薬候補も革新的な薬になるだろうと期待が集まっている。

科学研究においてAIの最大の強みは、従来からは想像もつかないほど大量の処理を高速で行うことができるという点にあるだろう。Business Wireによると、Systems Oncology社のAIは、機械学習を用いることで、人間の脳では到底処理しきれないほど大量のビッグデータを解析し、ガンの新たな弱点を見つけることに成功したという。また、同社はその弱点を元にさらに研究を進めることで、何百もの候補化合物を導き出し、現在は臨床試験の前段階まで開発を進めることに成功したという。

Systems Oncology社のサイトによると、Systems Oncology社は、先月にもガンの治療薬をAI基盤で開発するために、日本を中心として化学研究を行うTORAY社と共同研究を始めている。この研究では、Systems Oncology社が開発したTRK-880という新薬の開発を進めているという。AIを用いて開発された治療薬が臨床で結果を出せば、さらに世界中の企業がAIを研究に導入するきっかけにもなり、創薬研究が加速する可能性も大きいため、注目が集まっている。