シンガポール、ヘルスケア産業での医療データを「統合」へ。

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シンガポールのヘルスケア産業では、現在、AIの導入が積極的に進んでいる。業界をリードするのは、2018年7月に国立大学ヘルスケアシステム(NUHS)のNgiam Kee Yuan教授により開発されたサービス「Discovery AI platform」だ。

シンガポールメディアのChannel NewsAsiaによると、Discovery AI platformとは、病院に入院するすべての患者のデータを一元管理するプラットフォームで、これを参照することで、医師が診断の参考にしたり、病気の再発時期の予測が可能になるという。Discovery AI platformにより、医師が入院患者に対して適切な時期に適切な治療を施すことができるようになると期待され、実際に、シンガポールのある病院では試験段階として導入が開始されている。

Discovery AI platformの開発者であるNgiam教授は、Channel NewsAsiaの取材に対し、「これまでの医療では、複数の医療団体がクリニックに対して個別でコンタクトを取っていたが、医療組織間の横のつながりはほとんどなかった。しかしこれからのトレンドは統合 (integration)である。各自業者が持っているノウハウやデータベースをAI技術で統合をし、医師の仕事にどんな良い影響を与えられるか、考えていかなければならない。まずは2019年末までに医療現場での活用を目指し、研究を進めている」と語ったという。