ヘルスケアAIは15.7兆ドルの経済影響を及ぼす

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ヘルスケアにおける急速なAI利用が進むなか、世界経済への影響も多大であることを示す調査結果が公表された。PwCが公開したレポートの中では、2030年までに世界経済にヘルスケアAIが与える影響は、15.7兆ドルに上ると推算されている。

PwCの報告によると、大規模な経済影響の享受は地域差が大きく、同分野における急激な成長がみられている中国において最大(7兆ドル)になるという。北米の3.7兆ドルや、日本を含むアジアの他先進各国が計0.9兆ドルであることに比較すると、その差は歴然となっている。

一方で、ヘルスケアにおけるAIの発達には様々な困難も待ち受ける。Health IT Analyticsの報道では、個人情報保護や未熟な関連法規制の問題だけでなく、AI導入によるワークフローの変化に伴う労働者からの反発や、患者・医療者関係の変化など、多岐に渡る可能性を指摘している。

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TOKYO analytica
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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。専門はメディカルデータサイエンス。ロンドンでのベンチャーエンジニアを経て、英国内の大学で医療データベース研究に従事。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。