AmazonのAI搭載スマートスピーカー・Alexaは、新しい6つの医療関連スキルを公表した。承認を受けた特定の事業者のみがAlexaにおける医療関連スキルの開発を行っているが、今後の同分野における機能拡充は加速する見通しだ。
今月4日、Amazonが公表したところによると、追加される新しいスキルは「最寄りの緊急受診先検索」から糖尿病患者における「血糖コントロールサービス」まで多岐に渡るという。なかでもボストン小児病院の「術後回復支援サービス」では、患児の保護者が術後回復経過・治療計画などを随時確認でき、医療者との円滑な情報共有を実現するとのこと。
AmazonのヘルスケアAIへの本格参入が進むなか、Alexaは一般家庭における存在意義を一層強めようとしている。現在、これら医療関連スキルの効果を享受できる人々は地域的にも非常に限られているが、今後のスキル拡充が進めば、家庭血圧計のように「Alexaが一家に一台」の時代も決して想像に難くはない。