医療関連スキルの拡充を進めるAmazon・Alexa

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AmazonのAI搭載スマートスピーカー・Alexaは、新しい6つの医療関連スキルを公表した。承認を受けた特定の事業者のみがAlexaにおける医療関連スキルの開発を行っているが、今後の同分野における機能拡充は加速する見通しだ。

今月4日、Amazonが公表したところによると、追加される新しいスキルは「最寄りの緊急受診先検索」から糖尿病患者における「血糖コントロールサービス」まで多岐に渡るという。なかでもボストン小児病院の「術後回復支援サービス」では、患児の保護者が術後回復経過・治療計画などを随時確認でき、医療者との円滑な情報共有を実現するとのこと。

AmazonのヘルスケアAIへの本格参入が進むなか、Alexaは一般家庭における存在意義を一層強めようとしている。現在、これら医療関連スキルの効果を享受できる人々は地域的にも非常に限られているが、今後のスキル拡充が進めば、家庭血圧計のように「Alexaが一家に一台」の時代も決して想像に難くはない。

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TOKYO analytica
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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. M.Okamoto MD, MPH, MSc
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ(University College London)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。専門はメディカルデータサイエンス。ロンドンでのベンチャーエンジニアを経て、英国内の大学で医療データベース研究に従事。

2. T.Sugino MD
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。