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Amazon 医師と患者の会話からカルテ記録を行う音声認識サービスを公表

米Amazonは、医師と患者の会話内容を解析し、電子カルテに自動記録する音声認識サービス「Amazon Transcribe Medical」を公表した。

Mobile Health Newsの報道によると、新システムは既存のAmazon Transcribeを機能拡張したものであるという。医療現場で利用される専門用語に幅広く対応するとともに、米国内法HIPAAに準拠していることで利用の安全性を強調する。

医療情報の取得と記録にAWS(Amazon Web Services)を利用することに関しては、データ保護の問題が常にある。Amazonが十分な説明責任を果たしその有効性と安全性が広く認知される時、このシステムは1つの医療革新を起こす可能性もある。先行する自動カルテ入力システムは過去に紹介しているので参照頂きたい(過去記事)。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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