COVID-19にAI技術で立ち向かうTencent

中国のテックジャイアントTencentは、感染拡大の続く新型コロナウイルスに対し、同社の誇る優れたAI技術によって立ち向かっている。Tencentは医療AI分野において300を超える特許を保有し、同領域においても急速な成長を続けている。

China Dailyの報道によるとTencentはこのほど、COVID-19に関するセルフスクリーニングツールをオープンソース化したという。世界中の人々が新型コロナウイルス感染に伴う潜在的症状を不安視するなか、Tencentのツールによってある程度の自己評価を行えるようにすることが狙い。

Tencentは今年初め、中国国内の農村地域に対して独自プラットフォームWeCountyの提供を開始した。ここではオンラインでの医療相談や緊急通知、無料のオンラインコースなどが展開され、新型コロナウイルス感染者と同じ列車に乗ったかどうかまで確認できることでも話題となった。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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