米ニューヨークに本拠を置くOne Dropは、糖尿病や高血圧、脂質代謝異常症など慢性疾患を有する患者向けの、AI健康管理ソリューションを提供している。2015年の創業以来、世界300万人のユーザーと130億を超えるデータポイントに支えられ、同社が誇る機械学習アルゴリズムは日々強化され続けている。
One Dropが先週明らかにしたところによると、同社は個人向けの新しいサブスクリプションサービスを開始するという。メンバーシップの加入者は、One DropのAIプラットフォームを利用し、各個人の健康プロファイルと嗜好に基づき、健康リテラシーの向上と健康維持への行動変容を促す教育リソースや個別健康管理プランの提供を受ける。ユーザーは、血圧や体重、HbA1c、活動量といった定量評価の可能な健康目標に向けて取り組むため、デジタルセラピーの課題とされる「アドヒアランス問題」を克服しやすい。また、個々のプログラムには認知行動療法など、科学的エビデンスに裏付けされたアプローチを採用し、その有効性を担保している。
One Drop CEOのJeff Dachis氏は「我々のデータドリブンな慢性疾患管理ソリューションは、手に持つスマートフォンから何百万人もの人々に大きなインパクトを与えることができるものだ」とし、その技術力とツールの臨床的有効性に強い自信を示す。