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Coolpad – 職場のソーシャルディスタンスを確保させるAIデバイス

米テキサス州フリスコに本拠を置くCoolpadは今秋、職場のソーシャルディスタンス確保を促すAIデバイス「Coolpad Bubble」をリリースする。

同社が26日行ったプレスリリースによるとこのデバイスは、独自の超音波TOF技術により正確な測距を可能にするとともに、Bluetoothと位置追跡センサーを組み合わせることで労働者間の安全な距離を維持するよう、ユーザーに警告することができる。このデバイスは追加のインフラやビーコンなどを必要としないスタンドアロンソリューションで、別のデバイスが6フィート(約1.83m)内にある場合、リアルタイムでのビジュアル・音声・バイブレーションでのアラートを与えるという。またデバイスから得られたデータは匿名化の上で収集され、履歴や相互作用など包括的なレビューが加えられるほか、AI予測モデルによって安全管理に関するカスタマイズレポートまでが生成される。

Coolpad USAのCEOであるZach Chang氏は「Coolpad Bubbleの正確な近接検出により、企業が従業員と顧客を保護しながら再成長するための、実用的で安全な方法を提供したい」と話す。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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