Forbesは26日、「2021年 注目すべきAI企業トップ50」を公開した。これは同社がSequoia CapitalおよびMeritech Capitalと協力して行うもので、2021年版で3回目となる。事業の中核にAI開発を据える米国企業を取り扱い、リスト入りを希望する企業からは詳細情報(技術・ビジネスモデル・顧客・資金調達・収益状況など)を取得し、アルゴリズムによる定量評価によってランク付けしている。なお、主要なテクノロジー企業などによって買収された、あるいは大規模な資金提供を受けたAI企業は検討せず、個人所有の民間スタートアップを対象としている。
フルリストはこちらから参照できるが、ヘルスケア領域については下記の9社がリスト入りしていた。その一部は本メディアにおける過去記事でも取り扱いがあるので、あわせて参照のこと。
- Atomwise:AIアプローチによる治療薬候補の特定(過去記事)
- Ezra:MRIスキャンから悪性腫瘍を検出するAIシステム
- Genesis Therapeutics:ニューラルネットワークと生物物理シミュレーションによる新薬開発
- Intelligencia:臨床試験の成功可能性やその改善方法に洞察を与えるAIシステム
- Komodo Health:臨床試験から臨床現場までをつなぐ医療データ分析プラットフォーム
- Nines:頭部・胸部など多部位、多モダリティでの画像スクリーニングAI
- Verge Genomics:AIとゲノムデータによる神経変性疾患の新薬開発
- Viz.ai:頭部CT画像での梗塞・出血病変の識別AI(過去記事)
- Whisper:音声をノイズから分離することで難聴者をサポートするAIワイヤレスデバイス