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医療費請求の効率化 – 元Amazon&Microsoftのチームによる新規AIスタートアップ

AmazonやMicrosoft出身の起業家3名が集い、米アレン人工知能研究所(AI2)の支援を受けて「医療費請求の効率化」を狙った新規スタートアップ・MajorBoostを立ち上げた。ヘルスケアプロバイダーは時代遅れの事務プロセスと保険システムの非効率性のために、年間350億ドルを失っていると推計されており、医療費請求の効率化は医療システムにおける喫緊の課題の一つと言える。

今月15日に発足したMajorBoostは、CEOであるLekshmi Venu氏が中心となった新しい医療AIスタートアップだ。Venu氏はAmazon出身で、データサイエンスやAIチームのリード経験を持つとともに、他スタートアップの共同設立にも関わった経歴を持つ。今回、元Microsoftのエンジニア2名もMajorBoostの立ち上げに参画しており、AI2の支援を受けて「医療費請求向けAIベースコミュニケーションおよび意思決定支援ソフトウェア」の開発を進める。

同社プレスリリースによると、現状、健康保険関係のナビゲートに医療機関は多大な労力を強いられており、まずはAIによる電話対応自動化などを介して「医療者を元来の医療に戻す」ための技術確立を目指すという。なお、AI2は人工知能領域での価値ある研究開発を目指し、2014年に設立された。現在200名以上のトップ研究者・エンジニアを雇用する同研究所からは、その商業化部門であるAI2 Incubatorを介して10社以上のスタートアップをスピンアウトしている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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