AIによる慢性疾患管理を目指した独自プラットフォームを提供するSweetchはこのほど、同社のシリーズAラウンドとして2000万ドル(約21.9億円)の資金調達を完了したことを明らかにした。これにより、Sweetchはこれまでの総額として2750万ドルを調達したこととなる。
イスラエル発の医療AIスタートアップであるSweetchのプラットフォームは、アプリによる体重・食事・習慣・活動のトラッキングを通じたデータ収集と、これに基づくパーソナライズされたアクションプランを提案するもの。ユーザーはアプリの提案(〇〇分の散歩など)に従うことで、慢性疾患の病状および転帰改善に日常的に取り組むことができる。
同社による19日付けプレスリリースによると「米国医療費の90%が、人口の50%が罹患する慢性疾患に起因している」とし、「Sweetchのデジタル治療プラットフォームによって、持続可能な行動変容が期待でき、またそれに伴うヘルスケア全体の経済性を改善する」点を強調している。慢性疾患管理はデジタルヘルス領域のホットトピックと言え、近年では糖尿病管理を展開するLivongoをTeladoc Healthが185億ドルで買収したことは大きな話題を呼んだ。
関連記事: