BlueJeans Telehealth – Apple Healthアプリとの統合

Verizonは米国の最大手電気通信事業者として知られる。同社は昨年、法人向けビデオ会議サービスを展開するBlue Jeans Network社を買収しており、これを礎として、コロナ禍において遠隔医療サービス(BlueJeans Telehealth)へとその事業範囲を拡大した。Verizonはこのほど、同社の遠隔医療ソリューションにApple Healthアプリを統合し、新たな機能を付加したことを明らかにした。

Verizonが11日公表したところによると、Apple Healthアプリとの統合によりプラットフォームの利用者は、心拍数や心電図、睡眠、歩数、転倒など特定の健康データを医療者側とスムーズに共有することができるようになる。日常データは特定の疾患管理において臨床的価値が高く、通常の対面診療・臨床フローと比しても、同プラットフォーム利用が医療の質的向上に資する可能性もある。

McKinsey & Companyによると、2021年7月時点において、米国での「遠隔医療利用率」はパンデミック前の38倍レベルで推移しているという。消費者の40~60%が一連のバーチャルケアソリューションに関心を示すなど、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらしたヘルスケアセクターへのインパクトは、医療の在り方自体を大きく様変わりさせている。

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TOKYO analyticaはデータサイエンスと臨床医学に強力なバックグラウンドを有し、健康増進の追求を目的とした技術開発と科学的エビデンス構築を主導するソーシャルベンチャーです。 The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。 1. 岡本 将輝 信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員教授など。専門はメディカルデータサイエンス。 2. 杉野 智啓 防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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