UCI – 自然言語処理によるEHR分析環境を構築

米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)は、AIソフトウェア企業のMelax Techと協調し、UCIの研究者が「自然言語処理(NLP)による電子健康記録(EHR)分析」を行える環境を構築した。

このほどMelax Techが明らかにしたところによると、同社のNLP製品をUCIのヘルスデータサイエンスプラットフォームに組み入れ、研究者がEHRにあるフリーテキストの臨床データを容易に分析できる環境を構築した。これを活用した最初のNLP研究では、医療システム内の患者の安全性と転帰改善に焦点を当てる。

UCI Health Affairsで研究情報責任者を務めるKai Zheng氏は、「UCIの研究者間では、最先端のNLP技術を使用し、フリーテキストの臨床ナラティブデータを分析する機能が強く望まれてきた。我々の医療システムが過去20年間に蓄積した膨大な量のフリーテキストデータを活用し、研究者の研究課題を強力に進めるため、Melax TechのAI分析ツールを導入する機会を得られたことを嬉しく思う」と述べている。

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The Medical AI Timesにおける記事執筆は、循環器内科・心臓血管外科・救命救急科・小児科・泌尿器科などの現役医師およびライフサイエンス研究者らが中心となって行い、下記2名の医師が監修しています。

1. 岡本 将輝
信州大学医学部卒(MD)、東京大学大学院専門職学位課程修了(MPH)、東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(PhD)、英University College London(UCL)科学修士課程最優等修了(MSc with distinction)。UCL visiting researcher、日本学術振興会特別研究員、東京大学特任研究員を経て、現在は米ハーバード大学医学部講師、マサチューセッツ総合病院研究員、SBI大学院大学客員准教授など。専門はメディカルデータサイエンス。

2. 杉野 智啓
防衛医科大学校卒(MD)。大学病院、米メリーランド州対テロ救助部隊を経て、現在は都内市中病院に勤務。専門は泌尿器科学、がん治療、バイオテロ傷病者の診断・治療、緩和ケアおよび訪問診療。泌尿器科専門医、日本体育協会認定スポーツドクター。
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