米国成人の47%が高血圧症を患うが、高血圧は米国の死因第1位である心血管疾患に対して主要な危険因子となる。一方、高血圧には警告サインや自覚症状が無いものがほとんどであり、生活習慣や薬物治療が善悪どちらの影響を与えているか、一個人としては実感しにくい。米Hello Heartは、日々のライフスタイルが血圧とどう関係しているかを視覚化し、管理するAIプログラム「Dot-to-Dot」を発表した。
Dot-to-DotはモバイルAIアプリを通じ、日々の歩行時間や服薬の有無が血圧とどのように関係しているか、ユーザーにトレンドを確認させ、持続的な健康習慣の構築を援助する。従来の健康記録の多くは経時的に孤立しておりデータの活用が不十分であったが、Dot-to-Dotはその名の通り、データの点と点をつなげることで「行動変容を強化する知見」をユーザーに提供する。
Hello HeartのCEOであるMaayan Cohen氏は「Dot-to-Dotによって、自分の行動が心臓の健康に与える影響を素早く理解するためのツールが手に入る。AIとデータの活用により、人々は自身の健康について十分な情報を得た上で行動を選択することになるだろう」と語った。
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