Nuance CommunicationsとNVIDIAは14日、新しいパートナーシップの締結を明らかにした。画像診断に関するAIクラウドプラットフォームであるNuance Precision Imaging Networkと、NVIDIAが共同で設立したオープンソースでドメイン特化の医療画像AIフレームワークであるMONAIを、全米規模で結びつけることになる。
Nuanceの公表によると、米マサチューセッツ州の大規模ヘルスケアプロバイダーであるMass General Brigham(MGB)は、MONAIとNuance Precision Imaging Networkを使用し、医療画像モデルの開発やアプリケーションのパッケージング、展開、モデル改良のための臨床フィードバックをリンクさせる独自のワークフローを定義した最初の主要医療センターとなる。MGBが運営する医療センターでは、年間150万人の患者、8万人以上の従業員を抱え、年間の研究費は23億ドルにのぼる。
MGBでデータサイエンス部門を統括するKeith J. Dreyer氏は「NVIDIAとNuanceが誇る技術の組み合わせにより、我々のAI研究者は雑務を排し、モデルトレーニングと開発に集中することができる」と述べている。
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