アジア最大規模の医療機関として知られるApollo Hospitalsは、独自に開発した臨床判断支援AIツールである「Apollo Clinical Intelligence Engine(ACIE)」について、インド全土の医師に向けて公開することを明らかにした。
ACIEは、大規模な臨床データを自動分析し、リスク推定から医療者が見逃す可能性のあるパターン特定までを行うことで、医師の迅速で適時的な臨床意思決定を支援する。現時点で1,300以上の病態と800以上の症状が対象となっており、日常的な症例の95%をカバーするという。Apolloが保有する40年分の臨床データと数千人の医師の集合知、膨大な論文データなど、「世界最大級のコネクテッドヘルスデータレイク」を整え、100人以上のエンジニアによってプラットフォームを構築した。
Apollo Hospitals Groupで代表を務めるPrathap C. Reddy医師は「我々のチームがACIEをコンセプト化した時、これはヘルスケアに革命をもたらす画期的なものだと確信した。ACIEはインド中の全ての医師に共有される必要がある」と述べている。
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