カナダ・NuraLogix社(過去記事参照)は、ビデオカメラから血圧などのバイタルサインを測定する「非接触型ヘルスモニタリング技術」のパイオニアとして知られる。同社のプラットフォーム「Anura」では、検出したバイタルサインを独自のAIモデルと組み合わせ、高血圧・心疾患・2型糖尿病など慢性疾患のリスク評価を提供している。
NuraLogix社は、2月27日〜3月2日にスペイン・バルセロナで開催されるモバイル技術見本市「MWC 2023」でAnuraの最新機能を展示発表する。同社は2023年1月に、非接触の血圧測定技術における大きな挑戦とされてきた、測定誤差「8mmHg以下」に相当する精度をAnuraアプリで達成したことを発表するなど、同領域で最も注目されている企業の1つである。
NuraLogixの最高医学責任者Keith Thompson氏は「Anuraのようなプラットフォームにより、携帯電話メーカーや通信事業者は、社会に有意義な変化をもたらすデジタルヘルスソリューションを構築し、サードパーティとの連携を可能とする。スマートフォン・鏡・TVスクリーンなどを見つめるだけで健康状態を継続的にモニタリングできる世界への道を拓くものだ」と語った。
関連記事: