米コロラド小児病院は26日、AIを含む革新的技術を用い、ゲノムデータをはじめとしたビッグデータの活用成果を患者ケアプランに統合することを目指した「精密医療研究所(Precision Medicine Institute)」の開設を明らかにした。
個別化医療やゲノム医療と密接に関連する精密医療は、疾患の根本的原因に対処するために最新の技術と情報を利用するもので、専門家がより的確な診断を下すことで、的を絞った治療計画、より良い転帰および治癒可能性をもたらすもの。コロラド小児病院の専門家らは、小児がん、希少神経変性疾患、嚢胞性線維症、心筋症、神経筋疾患、遺伝性疾患、代謝性疾患など、数多くの小児疾患に対する新しい精密医療アプローチのパイオニアでとして知られる。
同院で最高医学責任者(CMO)を務めるDavid Brumbaugh医師は、「我々の精密医療への投資は、将来の医療と患者ケアの原動力となるという点で、非常に重要だ。我々は医療のあり方を進化させ、患者とその家族にとって最適なケアアクセスを提供するために尽力する」としている。
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