AI分析を通じて「老化の理解」を促進し、健康寿命延伸を目指す技術開発が各方面で進められている。「Rejuve.AI社」は、個別リスク対策により健康寿命の延伸を推進するAI駆動型アプリ「Longevity」を開発し、クローズドβ版のリリースを明らかにした。
Longevityは、長寿医学に関する科学的知見をユーザーに提供し、現在の老化リスクと特徴を評価し、体重・睡眠・運動・食事といった要素に関して推奨事項を提案するというもの。ユーザーは自身の健康状態を匿名化/暗号化して記録しフィードバックを受けると共に、データ提供の見返りとしてアプリ内トークン「RJV」を受け取る。トークンはサプリメントやクリニック・スパのサービス、ウェアラブル機器、DNA検査の購入などに利用できる。
RejuveのCEOであるJasmine Smith氏は「このデータ提供型の技術は、AI解析により、近い将来には人間の老化を理解し、対処することに向けた深い洞察をもたらすだろう」と語る。アプリは500名のユーザーからなるクローズドコミュニティへの提供を経て、2022年後半にはAndroidとiOSでの一般公開を予定している。
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